30代 2児の父親 備忘録

とりあえず おもったままに かいてみる

子どものYoutube視聴について考えたこと

数か月前の事。我が家ではニンテンドースイッチYoutubeのアプリ入っていたのだが、妻と相談して削除することにした。

現在小学校3年生の息子がそれを使って1日に1時間くらいyoutube観ていたのだが、教育上どうなんだろうと思ったことがきっかけである。

小学校2年生の頃にニンテンドースイッチYoutubeのアプリをインストールして、以来息子が自分で検索して動画を観ることを始めたのだが、当初「テレビを見る代わり」くらいの感覚でいた。宿題が終わった後等に「Youtube見ていい?」と聞かれて、家の事とか妹の相手をしながら「いいよ~」と生返事をし、有害なものを見ていないか、又あまり長時間になっていないかに気を付けているような状況だった。

そんな中、子供が観ている動画について思ったこと。

 

「有害とは言わない。が、あまりにも無益では?」

 

もちろん、私もYoutubeの動画は好きだし、勉強になるものや色々な動画があることは知っている。

だが、自分の息子が観ている動画から感じたことは、ただ単純に「楽しいだけ」。それ以外の要素が何もないと感じた。

テレビ番組だって娯楽だが、それ以外の要素もある。例えば最近、息子は某大食い番組がお気に入りなのだが、そこで出てきた食べ物や各地の名産品の事を私や妻に質問してきたり、私が出張等で不在の時には後からその内容を教えてくれたりする。楽しみながらも知識になっているのだなと感じられるわけである。

 

ところが息子のYoutube視聴については、そういうものがほぼ一切ないと言ってよかった。何かを見てげらげら笑っているが、それが息子に何かの影響を与えている様子はゼロ、という印象だった。(理由はわからないが、特に刺激もなく何も考えずに見れて楽しく時間が過ごせる、そういうコンテンツに流れているのだろうか。。。)これに毎日1時間費やすのは無益すぎて逆に害なのではなかろうか、と思った次第である。

 

個人的には、Youtube動画というものは全く悪いものだとは思っていない。何かを調べたいと思って動画を検索するのはいいことだと思うし、例えば好きなゲームの腕を上げたくて、上級者のスキルを観たいということで動画を見るのでも私としては全然アリである。要は、「何かの目的をもって動画を探して観る」ことについては基本的には「良いこと」だと思っている。

ただ、「毒にも薬にもならない適度な娯楽に簡単にアクセスできて簡単に時間が潰せてしまう」という側面を持つサービスであるということは間違いなく、こういうものに子供の頃から過剰に触れさせるのはあまりよろしくないのではないかと、我が子を観て感じた。

 

結論、「Youtubeを観たかったらパソコンで観なさい」ということにした。パソコンにも慣れられるだろうし、ローマ字だって覚えられるかもしれない。逆にそこまでして毎日観たいのであれば、某諺の逆「子の心親知らず」で、息子としては有益な時間だったということかもしれない。

今では、時々ローマ字表を引っ張り出して頑張って検索して動画を見ているが、以前に比べたら随分と動画を見る時間は減った。最初は不満そうだったが、かといってそれほど嫌そうでもなく、図書館で借りてきた本を読んだり、サッカーをしたりして遊んでいる。ぼーっと動画を見てげらげら笑っているよりはずいぶんマシなのではないかと妻と話しているところだ。

 

如何せん、自分が育ったころとは色々な環境が違いすぎて、親としても日々勉強、である。