30代 2児の父親 備忘録

とりあえず おもったままに かいてみる

お金の投資の話

11月の始め頃だったか、妻が知人から投資について勧められたと言ってきた。

それから現時点まで、投資について、調べたり悶々としたりして結局どうなったかという話。

 

勧められたのはいわゆるつみたてNISAというやつなのだが、妻が定期購読している雑誌「サンキュ!」にも度々特集されて気になっていたようで、また何かの用事で郵便局に行ったときに「個人向け国債」を進められたこともあり、銀行貯金だけでよいのか気になってきたとのこと。

 

私自身も以前から関心がなかったわけではなく、実際のところ3年前に転職した今の会社が企業型確定拠出年金制度(企業型DC)を採用しており入社してすぐに商品の選択をすることになった際、必要に迫られて少し勉強したことがある。またそのとき、こういう勉強も必要なのかなと思って、興味本位で楽天証券で証券口座を開設し楽天ポイントで1000円ほど適当な投資信託に突っ込んでいた。

結局、企業型DCの方は会社から渡された資料を読んで無難そうな感じで商品を選び(それっきりそのまま放置)、楽天証券の方はしばらく時々見ていたがどんどん評価額が下がるのを見て、「やっぱ株なんてそんなもんだよね」と思ってそのうち見るのをやめてしまったのだった。

 

ところで今回投資をすすめてきたその妻の友人というのは私も知っている共通の知人なのだが、投資をやるようなタイプだと思ってなかったので、ちょっと気になって自分でも調べてみようと思ったわけである。

 

※ここから先は、自分で調べて自分なりに理解したことを頭の整理、また備忘録がてらに書いているので、読む方がいらっしゃったらその点は重々ご留意ください。(間違ってるかもしれないし責任取れません)

※いったん公開にしますが、随時加筆修正します。

 

とりあえず「投資」「つみたてNISA」等々でGoogleYoutubeで検索してみたところ、(予想道理ではあるけれど)大量の情報が引っかかってきた。各チャンネル色々なことを言っているけれど、おおむね共通しているのは

 

「銀行に預けているからと言って、資産が守られているということにはならない」

 

ということ。例えば今後物価が上がっていった場合、預金額の価値が相対的に下がってしまう可能性がある。しかも超低金利のため、預けていることで預金額が増えることは期待できない。(なるほど)

 

ということで、銀行預金=リスクゼロ、というのは安易な考えだと理解した。

ただ当然、投資にも元本割れというリスクが伴うわけで。

 

まとめるとこういうことなのだろうと理解した。

【銀行預金】

メリット:元本保証(+雀の涙の金利

デメリット:物価上昇による相対価値低下のリスクがある

株式投資

メリット:物価変動のリスクが引くく、運用益が得られる可能性がある。

デメリット:元本割れのリスクがある

 

このあたりのリスクベネフィットを踏まえたうえで、ではどうするか、ということなのだろう。

 

銀行預金のデメリットであるところの物価変動については、たぶん予測は難しいのだろうと認識している。つまりあまり気をもんでも仕方ないが、備えは必要ということか。

 

では株式投資とはどうだろうか、と考えているとき、上述した「企業型DC」「楽天証券で突っ込んだ1000円」の事を思い出したのである。我ながら信じられないのだが、両方ともすっかりその存在を忘れていた。「企業型DC」の方はアカウントのIDもパスワードもわからない(入社時の書類をひっかきまわしてやっと見つかった)、楽天証券の方はスマホが勝手に保存してくれていたのでかろうじてアクセスできた、というありさまだった。

早速ログインしてみたところ、以下の状況だった。

 

【企業型DC】

毎月の拠出金の60%を配分した商品(国内債券)が入社以降ずっと右肩下がりなのだが、チャートを見てイメージするほどの損は出ていなかった。むしろ、残り40%を配分したバランス型商品がプラスになっており、利回りはプラス2%弱になっていた。

楽天証券

1000円を突っ込んだ投資信託が確か800円くらいまで評価額を落として以降、まったく見ていなかったのだが、アカウントを開いてみると1034円になっていた。

 

楽天証券の方は試しにやっているだけ(しかも少額で楽天ポイントが元手)だからいいとして、確定拠出年金については金額も大きく将来的にも大事なので、しっかり見直す必要があると感じ、つみたてNISAをやるかどうかは別として、こういった内容は勉強しなければならないと実感したのだった。せめて、今までどういうところに投資をしてきていて、どうして現在のような結果になっているのか、これからどうしたらいいのか、自分なりの考えを持ちたいと思った次第である。

 

その後色々調べてみて、いろいろな人がいろいろ言っているが、結論はおおむね同じで、

投資信託、しかも全米もしくは全世界株式インデックスファンドで手数料の少ないものに自動積立設定して、あとはほったらかし。たまに思い出して確認する」

そんな感じである。

最初はなんのこっちゃであったが、勉強してみて自分なりの理解はできたと思う。

 

いくつかに分解して、自分で調べて理解したことを文字にしてみる。間違っているところもあるかもしれないけど、随時加筆修正するつもり。

 

投資信託】【全米もしくは全世界株式インデックスファンド】

そもそも私にとっての投資というものについてだが、パソコンのディスプレイを目の前にたくさん並べて毎日買った売ったを繰り返している、もしくは期待する企業に資金を突っ込んでお祈りしている、といったイメージしかなかった。また私にとっての投資信託のイメージはプロが自分の知識とセンスをもとに選んだパッケージ商品、みたいな感じだった。ということで、株価が上がるか下がるかなんて多少の根拠はあるにしても基本的には博打みたいなもので、プロがやったところで所詮博打は博打、と思っていたのである。だからあまり興味もなかった。

 

その点で「全米もしくは全世界株式インデックスファンドという投資信託はどのようなものか。

インデックスファンド」というのは、「この投資信託は特定のインデックス(経済指標)と同じような評価額の推移をするように運用しますよ」ということ。つまり、経済素人でもよく耳にするところであればTOPIXとか日経平均株価とか、そういういろいろある経済指標の中から特定のものを選び、その経済指標に影響を与える企業の株を数100社という単位で大量に買って1つのパッケージにした商品であるということになる、と理解した(プロの投資家が個人のセンスや知識で選んでいるものではない!)

そして、選んだインデックス(経済指標)が全米の経済動向を反映したものであれば「全米株式インデックスファンド」だし、それが全世界の経済動向を反映したものであれば「全世界株式インデックスファンド」ということになる。

 

言い換えれば、ある特定の企業に投資するということがその企業の成長に期待するということであれば、「全米もしくは全世界株式インデックスファンドに投資するということは「全米もしくは全世界」の経済的成長に期待するということになる。では「全米」や「全世界」の今後の経済的成長は期待に資するものなのか。それについては各インデックスのこれまでの推移をみるしかないということだろう。政治情勢も関係するのかもしれない。ちなみに過去、同時多発テロリーマンショック、ネットバブルの崩壊という大きな落ち込みを数度経験しているもの、いずれも数年で回復しており、全体で見れば右肩上がりの成長を遂げている。(例えば全米であれば「S&P 500」というインデックスをよく耳にする。)

「二度あることは三度ある」とか「歴史は繰り返す」ということわざや格言に乗っ取れば、これからの成長も期待するに値するということになるのだろうが、「三度目の正直」ということわざをネガティブな方にとれば、今後二度と回復しない落ち込みを経験する可能性は否定できないということになるだろう。結局未来は誰にもわからないのだから、あとは個人判断での「賭け」になるのだろうが、数えきれないほどある企業の個別銘柄から自分の判断で選ぶよりは、大いにマシといった印象である。

 

【自動積立設定】

では「自動積立設定」ということはどういうことか。やることは「定期的に定額購入する」ということなのだが、例えば毎月3万円分投資していくといく、そういう設定を証券会社のアカウントでやってしまうということだ(全部の証券会社でできるのか知らないが、とりあえず楽天証券はできた)。

定期的に購入ということは「分散」という観点でのリスク低減策になるとのこと。投資信託にしても株式にしても、一番評価額が高くなったところで買うのは避けたいというのは経済素人でも直感的に分かる。「一括でまとめて投資」する場合、最悪のタイミングで投資してしまう可能性は否定できないが、何回かに分けで投資すれば、最悪のタイミングで投資したとしてもそれ以外の時にも勝っているわけだから、1株(投資信託なら1口)当たりの平均取得単価を下げることができるという意味で傷口は浅くなる。これは「投資のタイミングでリスクを時間的に分散」することでリスクを低減しているという意味と理解している。

ちなみに、1つの企業に限らず多くの企業に投資することは、「投資先を分散」するということになり、これもまたリスク低減になるのだと理解している。(極端な話だろうが、例えば時間的に分散してもそれが1社であった場合、その1社が不祥事をやらかして株価が大暴落したら、そのダメージをもろに食らってしまう。でもそれが投資しているたくさんの企業の1つであれば、ダメージも薄くなろうというものである。ということだと思っている。)

ここまでは定期購入の利点だが、さらに「定額購入」が加わると、ドルコスト平均法」なるものが関わってくる。数式できちんと記述できるようで、どこかのHPで見かけたが、今の私には理解しようという気は起きてこなかった。。。つまるところ、「定期的に定額購入」することで、株価(評価額)が高い時も低い時も買い続けることのみならず、株価が低い時ほど多くの株を購入することになるので、結果的に1株当たりの取得単価がより下がるということになる、ということだと理解している。

 

具体的なチャートをイメージしてみる。私が楽天証券で3年前に買った投資信託がそうだったのだが、2019年の後半から下がり始め、2020年から2021年にかけて持ち直し、以降、投資時点の評価額をうろうろしていた。(幅広浅型のU字みたいな感じ)直感的には、投資時の価格まで持ち直してトントンという感じがするが、「定額で定期購入」をしていた場合、1口当たりの平均価格は評価額の低下につれてどんどん下がるので、結果的には評価額が投資開始時に戻る前に損益ゼロになるのである。

もちろん、ずっと右肩下がりの場合には損益がプラスになることはないが、それでも一回で一括で投資した場合に比べると傷口は浅い。企業型DCで3年間、右肩下がりの商品に積み立てていたが、直感で思ったよりマイナスが少なかったのはそういうことだと理解できた。

 

【あとはほったらかし、たまに確認する】

「積立設定をした、あとはほったらかし、たまに確認する」これについては、この投資方法は「長期」で投資をすることを前提としているということだと認識している。過去の経済動向を見れば一時的な下落をすることがあり、その時には損益が大きくマイナスになることも想定されるが、そもそも「一時的には上がり下がり色々あるけど、全体的に見れば右肩上がりの成長を続ける」ことを期待して投資しているインデックスなので、待っていればそのうち損益がプラスに戻ることが前提である。(実際に今まではそうなってきた。これから先未来のことはは分からんけど)。それを「暴落したから、もう駄目だと判断して売却する」というのはナンセンスだというのは理解できた。そもそも、「暴落することもあるよね」が大前提なのだから。そもそも「暴落せずに右肩上がりの成長をする」ことを期待するなら、投資時期の分散をする意味はない。これも納得できた。

しかもこれには「複利」というものも効いており、投資信託の場合は運用で得た利益はそのまま自動的に再投資されるのだが(通常の株式の場合は配当金として株主に還元され、それをどうするかはその人次第とのこと。投資信託の場合は毎年の配当金がゼロになっている。)そうすることで投資元本が雪だるま式に増えていくとのこと。単純計算で年利が毎年5%だとすると、最初の年は投資元本の5%が運用益、次の年は投資元本に前年の運用益を足したもの5%が運用益ということで、単純にもともとの投資元本に5%の運用益が発生するよりも結果的に資産が膨らんでいくことがわかる。つまり「長期間になればなるほど複利の恩恵も大きくなるので、長期間の投資の方が有益」ということなのだそうだ。

別の見方をすれば、この投資方法では、「投資した元本は長期間戻ってこない」ことが大前提になっている。中途半端なタイミングで投資信託を売却した場合、「運用益や複利で得られたはずの利益が得られない」それどころか「元本割れのリスクも高まる」ということになる。ということは、近い将来に使う可能性のある資金(生活防衛資金というらしい)は投資にはまわせない。(そんなこと言ってたら永久に売却できないじゃないか、という話も耳にした。このあたりはいろんな考え方があるようで、私自身は今のところよくわかっていないが、現状で投資をやるやらないの判断にはあまり関係ないのかなという私なりの理解。)

 

「3か月分の生活費を瀬克防衛資金として手元に残し、それ以外は全部投資信託」という話も聞いたが、生活防衛資金をいくらとするかは個々の価値観であったり家族構成、生活スタイルにもよるのだろう。

ちなみに「ほったらかし」というのは日々の評価額の上下を見ていると、暴落したときに売却したくなってしまうから、とのこと。それをすると、「高値で買って安値で売却」という最悪の状況になるとのこと。待っていればそのうち評価額が上がることを期待していることが前提の投資なのだから、一時的な高騰や暴落に一喜一憂しないことが大事とのことだと理解した。

 

ちなみにこの投資方法、選択したインデックスの推移に近い利回りをめざすということで「パッシブ型」と呼ぶそうだ。インデックス以上の利回りを目指すものは「アクティブ型」というらしい。ただ、投資のプロが運用しても長期で見れば基本的には「パッシブ型」が勝つとのことで、これを聞いたときは「パッシブ型が最強じゃん」と思った次第である。

 

最後に手数料についてだが、各投資信託で異なるそうでこれは当然ながら安い方がいいとのことで、ものによってはぼったくり的に高いものがあるから注意とのこと。

 

色々調べた結果、おすすめなのは以下らしい

 

emaxis slim 米国株式(s&p500)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

楽天・全米株式インデックス・ファンド

楽天・全世界株式インデックス・ファンド

 

全米に投資するか全世界に投資するかは個人の好みということだそうで。

 

以上を踏まえて、結論。

余剰資金があるなら、全米や全世界株式インデックスの投資信託に積み立てNISAで投資する価値はあるかなと思った。

妻とも相談して、幸い余剰資金と呼べるものもあるので、我が家ではとりあえず来年の1月から、月に33,333円を「MAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に

積み立てNISAで投資することにした。余剰資金で始めるから急に必要な資金でもないし、とりあえず20年くらいは保有すると決心している。

 

尚、この記事を下書きしているとき、2024年からの新NISAが発表になった。積立可能額が増えるそうなのだが、2024年以降については改めて考えることにしようということになっている。

 

また、確定拠出年金についても色々やってみたが、機会があれば改めて。

 

以上