30代 2児の父親 備忘録

とりあえず おもったままに かいてみる

最近のお気に入り:成田悠輔氏の動画

ささやかながら積立NISAを始めたことがきっかけで、去年の年末ごろから経済ネタのニュースやYoutube動画を見る機会が増えたのだが、そんな中でYoutubeのおすすめ動画で目にする機会が増えてきたのが「成田悠輔氏」。

もともと評論家タイプの人があんまり好きではないということもあるのだが、パッと見た感じいかにも奇をてらった評論家的な感じがして(だってメガネが。。。。)、しばらく敬遠していたのだが、あまりによく名前を目にするし食わず嫌いもどうかということで、1回「Abema Prme」の動画を見てみることにした。

 

で、それ以来この人の動画を見るのが趣味になってしまった。

 

一番最初に見たのが、少子化担当大臣をゲストに迎えての回だったのだが、まぁ面白かった!

「お金をじゃぶじゃぶ使ったら少子化が解決するのでは?」という観点でガンガン少子化担当大臣に切り込んでいくのだが、とても斬新でなおかつ客観的で筋が通っていてしかも話が分かりやすい。動画を見ていたらとても博識で頭の切れる方なのは一目瞭然なのだが、それでいて相手の話は真剣に聞いておられるし、「素人目線で見ると」とか仰って一貫して姿勢が謙虚。一方で少子化担当大臣が(まぁ立場もあるし公共の場での発言には注意されているのだろうと思うが)曖昧なやる気がないように映る対応に終始したことも相まって、とんでもなく魅力的な人物として映ったのだった。

 

以降、色々な動画を見たが、こういう学者タイプの人には珍しく、ユーモアもあって、言葉遣いも非常に現代の庶民的。話が非常に分かりやすいのだが、ちゃんと本質を理解しておられるからこそこういう話ができるのだろうな、という感じ。

相手に何か質問されて、その回答に困るというところがまず見られない。しゃべり始めたら立て板に水とはまさにこのことという感じで、詰まらずにすらすらとそれでいて分かりやすく話をされる。

 

声質の影響もあると思うが非常に温厚なイメージだったのだったところ最近、某経済政策アナリストをゲストに迎えての回でまた違った一面が見れて私の中での好感度が爆上がりしてしまった。

「日本経済の低迷は、政府が長らく政府支出を抑えてきたからだ。政府支出さえ上げればそれで日本は経済成長するのだ。何に支出しようが構わない。とにかく政府支出さえふやせばいいのだ。」

というゲストの主張に対して切り込んでいかれるのだが(たぶん誰が見てもゲストの主張がおかしいというか、何かを欠いていると思われると思う。少なくとも私には何かを妄信しているようにしか映らなかった)、「では成田さんはこの日本経済の低迷は何だと思いますか」という司会の質問に対する回答に感動してしまった。

よくわからない。いろんな原因が組み合わさっていると勝手に予想している。高齢化も関係しているかもしれないし人口が減っているかもしれない。他国が作り出したような巨大産業を作り出せなかったからかもしれない。いろんな要因が組み合わさって非常に複雑なことが起きているんだと思う。そんなときに、何の根拠も論理もなしに何かが特定の原因だ、それさえ積めば解決すると断言するのはただの情弱ビジネス以外の何物でもない。そういう人がテレビやネットにはびこっているのを心の底から軽蔑している

 

こんなキツイことをビシッと言える、そういう一面もあるんですね~、と思ってしまった。(しかも本人を目の前に。。。。)

 

引き続き、追っかけてみたいと思っている。