【製薬】【転職】【30代】実録・製薬業界転職記 エピソード7 ～ビズリーチに登録してみた、そして～
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CRAとしてキャリアを進めるうちに今後どうするかということを考え始めたころ、試しに「ビズリーチ」に登録した。目的は自分のキャリアの現在地確認と転職についての情報収集。
これまでにお世話になってきたJACリクルートメントやDODAの場合、登録すると担当者を通してこちらの希望に合うような案件を紹介してくれるという形になる。一方でビズリーチの場合は、自分の職務経歴や興味のある職種を登録することで、企業の採用担当や、多々エージェントから直接コンタクトを受けることになる。
結論、結構面白かった。
プラチナスカウトという形で、思っていたより結構コンタクトがあった。
JACリクルートメントやDODAでは先方である程度案件を見繕って紹介してくれていたので限られた範囲の紹介だったが、ビズリーチではとにかく色々な案件に出会った。先方もある程度ダメもとで投げてきているのか、こちらの思っているものとは見当違いのものもあったが、中にはすっかり諦めていた製薬メーカーの案件を紹介してくるところもあり少々驚いた。折角だからキャリアの現状確認にもなるかもしれないということで、応募のある製薬メーカーにはダメもとで一通り応募してみることにした。
結果、面接に至った製薬メーカーはゼロ。当時の会社に転職する前と変わらない状況。大学院卒でMRを経てのCRAということもあり、「年齢の割にCRAとしてのキャリアが。。。」というのが共通した断り文句だった。製薬メーカーはこれから先自分にはないな、と100%、あきらめることができたので、これはこれでよかったと思う。
同時並行で、何人かのエージェントとこれからのキャリアの展望について相談することができた。
結論、「CRA→CRAのリーダー」という一般的な既定路線とは違うキャリアを描くのであれば、治験に関する様々な職種を抱えている製薬メーカーか、大手CROに転職するしかないということだった。しかも基本的には、CRAとして転職して、転職した後にその社内で別の職種への変更の道を探ることになる、とのこと。
製薬メーカーへの転職については前述の通り選択肢から消えたので、もし「CRA→CRAのリーダー」というキャリアが不満なら、大手CROにCRAとして転職して、キャリアチェンジの可能性に賭けるしかないということになった。
元々、よほど魅力的な案件や今後のキャリア展望がない限り、当時の会社を辞めるつもりはなかったので、いったんは情報収集の活動を終えて、普段の日常に戻ることになったのだった。
ちなみに、ビズリーチでの情報収集自体は非常に面白かった。中には海外のエージェントが英語でコンタクトを取ってくることもあり、実際に電話で英語を使ってやり取りする機会もあった（結構コミュニケーションが取れるということで、自信がついた）。よくある転職エージェントと違って、紹介される案件の幅が圧倒的に広いので、私のように、もしかしたら別の道があるのではと模索している場合、有益な情報が得られるかもしれないと思った。ただし、当然ながら個々の転職エージェントの質についてはかなりばらつきがある。ある程度自分の中でキャリアへの理解なり方針なりがないと、安易に流されて転職失敗ということもあるかもしれない、という印象。
その後、特に転職について考えることもなく、はじめて１つの会社で勤続３年以上ということも達成し、「このままこの会社で頑張ろうかな」と思っていた矢先、少々問題になる事案にぶつかった。
詳しく書けないが、ワークライフバランス的なものである。
それと合わせて、１点、会社の将来に何となく不安を感じはじめていた。これも詳しくは書けないが、この会社にいるとグローバル化の流れに後れを取りそうな気がしていた。
そんな感じで、今一度転職ということについて考えてみようかと思うようになった。ただし、この段階でも当時の会社を辞めるということにはかなりの抵抗があった。次のポジションに近づいていることも感じていたし、そうすると待遇面もまた１段階よくなるという状況だった。普通に考えれば、絶対に「もったいない」のである。上記の不安も絶対的なものではない。
ということで、一定の条件を満たさなければ、転職はしないと決めて、エージェントにコンタクトを取った。今までもコンタクトを取って結果的にお世話になったことのなかった「某大手の転職エージェント」である。このエージェントは安易な転職は進めてこないという印象があったためだ。
条件は以下の２つ。（かなり高いハードルだと想定していた）
- 年収を120万円以上あげること。
- CRAとは別の職種での転職が第一希望。それがだめなら今後それ以外のキャリアへの変更が現実的なレベルで見込めること。
前者については、当時の会社に勤めていれば近い将来それくらいの昇給が見込めると考えていたため。後者については以前より考えていたキャリアへの不満・不安の解消のため、である。
当時の私のキャリアの概略は以下。
- CRAとしてのキャリアが６年強（半分は医療機器、半分は医薬品）、新人指導の経験はそれなりにあり、サブリーダーとしての経験も多少ある、英語力はそれなりでTOEIC840点、英語面接になってもある程度自信ありの30代中頃のオジサン
そんなCRAが、上記の条件を満たす転職ができるのか。転職エージェントの回答は？ということで次回に続きます。
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私なりの英語学習方法について、ある程度記事がシリーズでまとまりました。
第一回はこちらです。よろしければご覧ください。↓
